こんにちは！
1st Triggerの山﨑です！
今回からRapsodoで得られるデータの解説を
シリーズ化してブログに書いていきます！
今回は『回転効率』です！
少しでも興味を持って、計測してみたいなと思う選手が
増えると嬉しいです。
どうか最後までご一読ください。
回転効率
回転効率とは、
Rapsodoのデータで％で示される数値です。
この回転効率は、
『ボールの回転がどのくらいの変化量に影響しているか』
を示す数値と言われています。
よく回転数が少ないことが問題視されがちですが、
この回転効率とセットで回転数を見なければいけません。
個人的にはRapsodoのデータでは
回転数よりも回転効率の方が重視することが多いです。
回転効率をもう少し詳細に解説すると、
実際の回転の中で『トゥルースピン』が
占める割合が回転効率という事になります。
トゥルースピンとは
スピンは大きく2つに分けられます。
１．トゥルースピン
２．ジャイロスピン
さらに、このトゥルースピンの中にも
・サイドスピン
・トップスピン
・バックスピン
に分けられます。
このトゥルースピンの割合が高いほど、ボールは変化しますし、
その割合を示している数値が『回転効率』です。
そのスピンが重要かは球種によって異なります。
例えば、
・ストレート：バックスピン
・カーブ：トップスピン
・スイーパー：サイドスピン など
回転効率の理想数値
回転効率は何％が良いのだろう？
こんな疑問がある選手もいると思いますが、
結論、
球種によって異なる。
また、どんな球を投げたいかによって異なる。
というのが回答です。
例えば、
ノビがあるストレートを投げて空振りを取る球にしたい場合、
ストレートの回転効率は95％以上を目標にし、
可能な限り100％に近づくように調整していきます。
ストレートの場合、バックスピンの割合が多いほど
ホップ成分といういわゆるノビがある球に近づきます。
しかし、これも全員が95％以上を目指せば良いかと
言われるとそれも違ってきます。
プロ野球選手にも回転効率が高くない選手もいます。
例えば大谷選手の場合、
回転効率はだいたい80％だと言われています。
回転効率が低い＝ジャイロ成分が多い
という事なので、
ストレートは伸びるというよりは、若干落ちるような軌道となります。
これも1つの武器となるので、（ゴロを打たせやすいなど）
どのような投手像が理想なのかをヒアリングしたうえで
数値を見ていくことが僕は多いです。
このように各球種によって、
回転効率をこのくらいにしたいなどが
ありますので、是非計測して確認してみましょう！
新たな発見があるかもしれませんよ！
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