近年の野球界では「球数」にフォーカスが当てられることが増えてきました。
甲子園やプロ野球の中継でも、
投手の球数が表示されていることもあります。
また、少年野球や甲子園など学生のカテゴリーでは、
大会や1日ごとに「球数制限」が導入され始めています。
そんな「球数制限」ではMLB(メジャーリーグ)では、
早い段階から着手されており、
現在も日本のプロ野球よりも厳しく管理されています。
⇩Twitterでつぶやいた、MLBのスター投手ジェイコブ デクロム投手の件
https://twitter.com/1stTriggerKy/status/1510246949055725570
日本の野球は遅れている?
そもそもの前提として、
日本のプロ野球はアメリカの野球よりも
5年ほど遅れていると言われています。
現在日本で流行っているトレーニングは(プライオメトリック・神経系トレーニングなど)
すでにアメリカでは取り入れられていました。
パフォーマンスアップにおいても、ネットワークを広げて情報を集めるのも重要だと思います。
話を戻しますが、
「球数制限」に関してもMLBは非常に厳しいです。
成長期の球数ガイドラインも細かく設定されています。
「Pitch Smart」というものです。
今回はこちらを紹介いたします。
正直内容を見ると、日本で取り入れるのは難しいなと感じるほど厳しいです。
しかし、今後の野球界を変えるためには必要なのかもしれません。
Pitch Smartとは?
Pitch Smartとは、
アメリカのドクターやトレーナーが作成した
成長期の球数制限のガイドラインです。
球数はもちろんですが、登板間隔・休息期間・起用法など
様々なルールが制定されています。
年齢ごとに異なるため、年齢別に紹介させていただきます。
自分やお子さん、指導してる選手のカテゴリーの物を確認して見て下さい!
8歳以下:小学校低学年
1日の最大投球数:50球以下
休息期間
1~20球:0日
21~35球:1日
36~50球:2日
その他のルール
・マウンドからホームまでの距離:約14m
・運動や野球を楽しむことに焦点を当てる
・野球のルール、一般的テクニック、チームワークを学ぶことに焦点を当てる
・年間60イニング以上投げない
・毎年少なくとも4か月はノースローの期間を作る。
その中でも2~3カ月は連続してノースローの期間を作る必要がある。
・ピッチングの前に適切なウォーミングアップを行う
・ストレート、チェンジアップ以外の投球は避ける
・同時に複数のチームでプレーしない
・ピッチングをしている間はキャッチャーをしない
・同じ日に複数の試合に投球してはいけない
・年間を通して他のスポーツも行う
・疲労や他の兆候を監視する
・1度マウンドを降りたら、同じ試合では登板しない
・投球回数に限らず、3日間連続で投手として登板しない
⇩MLB公式ページ
https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines/ages-8-and-under
9~12歳:小学校高学年
1日の最大投球数
9~10歳:75球以下
11~12歳:85球以下
休息期間
1~20球:0日
21~35球:1日
36~50球:2日
51~65球:3日
66球以上:4日
その他のルール
・マウンドからホームまでの距離:15.2m
・運動や野球を楽しむことに焦点を当てる
・野球のルール、一般的テクニック、チームワークを学ぶことに焦点を当てる
・年間80イニング以上投げない
・毎年少なくとも4か月はノースローの期間を作る。
その中でも2~3カ月は連続してノースローの期間を作る必要がある。
・ピッチングの前に適切なウォーミングアップを行う
・ストレート、チェンジアップ以外の投球は避ける
・同時に複数のチームでプレーしない
・ピッチングをしている間はキャッチャーをしない
・同じ日に複数の試合に投球してはいけない
・年間を通して他のスポーツも行う
・疲労や他の兆候を監視する
・1度マウンドを降りたら、同じ試合では登板しない
・投球回数に限らず、3日間連続で投手として登板しない
⇩MLB公式ページ
https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines/ages-9-12
13~14歳:中学校1,2年生
1日の最大投球数:95球以下
休息期間
1~20球:0日
21~35球:1日
36~50球:2日
51~65球:3日
66球以上:4日
その他のルール
・マウンドからホームまでの距離:18.2m
・年間100イニング以上投げない
・毎年少なくとも4か月はノースローの期間を作る。
その中でも2~3カ月は連続してノースローの期間を作る必要がある。
・ピッチングの前に適切なウォーミングアップを行う
・ストレート、チェンジアップの習得後に他の球種を投げ始める
・同時に複数のチームでプレーしない
・ピッチングをしている間はキャッチャーをしない
・同じ日に複数の試合に投球してはいけない
・年間を通して他のスポーツも行う
・疲労や他の兆候を監視する
・1度マウンドを降りても同じ試合では登板できるが、1回のみにする
・投球回数に限らず、3日間連続で投手として登板しない
⇩MLB公式ページ
https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines/ages-13-14
15~18歳:中学校3年生~高校3年生
1日の最大投球数
15~16歳:95球以下
17~18歳:105球以下
休息期間
15~16歳
1~30球:0日
31~45球:1日
46~60球:2日
61~75球:3日
76球以上:4日
17~18歳
1~30球:0日
31~45球:1日
46~60球:2日
61~80球:3日
81球以上:4日
その他のルール
・マウンドからホームまでの距離:18.2m
・年間100イニング以上投げない
・毎年少なくとも4か月はノースローの期間を作る。
その中でも2~3カ月は連続してノースローの期間を作る必要がある。
・ピッチングの前に適切なウォーミングアップを行う
・ストレート、チェンジアップの習得後に他の球種を投げ始める
・同時に複数のチームでプレーしない
・ピッチングをしている間はキャッチャーをしない
・同じ日に複数の試合に投球してはいけない
・年間を通して他のスポーツも行う
・疲労や他の兆候を監視する
・1度マウンドを降りても同じ試合では登板できるが、1回のみにする
・投球回数に限らず、3日間連続で投手として登板しない
⇩MLB公式ページ
https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines/ages-15-18
19~22歳:大学生
1日の最大投球数:120球以下
休息期間
1~30球:0日
31~45球:1日
46~60球:2日
61~80球:3日
81~105球:4日
106球以上:5日
その他のルール
・マウンドからホームまでの距離:18.44m
・年間通じて球数を管理する
・毎年少なくとも3カ月はノースローの期間を作る。
その中でも4週間は連続してノースローの期間を作る必要がある。
・ピッチングの前に適切なウォーミングアップを行う
・同時に複数のチームでプレーしない
・ピッチングをしている間はキャッチャーをしない
・同じ日に複数の試合に投球してはいけない
・年間を通して他のスポーツも行う
・疲労や他の兆候を監視する
・投球回数に限らず、3日間連続で投手として登板しない
⇩MLB公式ページ
https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines/ages-19-22
まとめ
以上のようにカテゴリー別に細かく設定されています。
日本との大きな差としては、
・学年ごとに投げれる球数を細かく設定している
・投げた球数による休息期間も設定してある
・年間で投げられるイニングが決まっている
・球種はフォーシームとチェンジアップの習得を推奨している
・ピッチャーとキャッチャーは同時にさせないようにしている
・小学生には他のスポーツも行うようにしている
・ノースローの期間が長い
このあたりかと思います。
日本で導入できるかは不明ですが、
日本より進んでいるアメリカはこのガイドラインを推奨しています。
ノースローの期間や休息期間には、トレーニングや他のスポーツを行って
野球のパフォーマンスを上げるような活動やケアをしていると思います。
今後はボールを使わないでトレーニングをする重要性が今よりも増えると
考えられるので、日本の選手たちもいち早くトレーニングの重要性を考えてみましょう。
ライバルと差をつけるチャンスです!!
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・札幌市東区北39条東8丁目1-8 グリーンビルK
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