皆さんは「脳の中の小人」の存在を知っていますか?

これは、「ペンフィールドのホムンクルス」と呼ばれています。

身体のバランスがいびつなのが見て取れると思います。

 

今日はこのホムンクルスの話をしていきます。

 

ペンフィールドのホムンクルスとは?

1990年代にカナダのワイルダー・ペンフィールド医師が、

脳に電気刺激を与え、どの部位に感覚・運動が生じるかを研究されました。

そして、その刺激の大きさと司る脳の面先を基に上の小人のイメージが完成されました。

要は、

小人の部位が大きい場所:手や唇など
⇒感覚や動きが過敏

小人の部位が小さい場所:足や背中など
⇒感覚や動きが鈍くなりやすい

ということです。

 

身体にどんな影響が起こる?

手や唇は感覚を感じやすく、足や背中は感じにくい。
また、動きにくくなりやすい。

手でじゃんけんは簡単に出来ますが、
足でじゃんけんするのは難しいですよね?

足や背中は、「固有受容感覚」という
筋肉の長さや関節の動きを察知する感覚が低下しやすいです。

しかし、
運動やパフォーマンスアップにおいて、
足や背中の機能は非常に重要となります。

足は立っている時に唯一、地面と接する部位です。
「床反力」という力を受け取る部位となるので、力を生み出すのに非常に重要です。

一方、
背中つまり背骨は、身体の中枢部です。
「背骨が自由に動くから、腕や脚を自由に楽に動かすことが出来ます。」

背骨が動かないと、運動の効率が悪くなり、
腕や脚の疲労を感じやすくなったり、怪我に繋がったり、力をフルに使えなくなります。

 

どうすれば改善できるの?

自分は、「身体を動かすこと」が必要だと考えています。

ただ注意点としては、
闇雲にやらないこと。回数をこなすことを第一に考えないこと。
重量などの数字を追い求めすぎないこと。
を忘れないでください。

これを「定量的」といいます。

たいして、
自分の動きを感じる。どうすれば楽に動かせるか学ぶ。
など、自分の内観を高めるようにトレーニングしていくのが大切です。

これを「定性的」といいます。

昨今はフィットネスブームだと思いますが、
定量的にトレーニングをしている方が多いです。

ボディメイクが目的な方は良いと思いますが、
パフォーマンスアップという視点で考えるとナンセンスだと思います。

定性的にトレーニング中の動きの質を高め、自分の身体・脳に刺激を与えていく。

これが、アスリートには必須です。

筋トレをしてもなかなかパフォーマンスが変わらないな。
と感じる方が居ましたら、是非ご相談ください。

 

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