今回はパフォーマンスアップに必須の考え方、
「パフォーマンスピラミッド」についてお話していきます!

パフォーマンスピラミッドとは?

パフォーマンスピラミッドとは、
スキルアップさせるためには、どのような段階で機能を上げていく必要があるか?

という考え方です。

 

1階:中枢神経系
2階:機能的動作+呼吸+感覚システム
3階:各体力要素
4階:技術

という階層になっています。

最上階の技術を広げていくために、下の階をさらに広げていく必要があります。

つまり、
プレーを反復して練習する=プレーが上手くなる
とは必ずしも言えないのでは?ということです。

1階 中枢神経系

1階は中枢神経系です。

中枢神経系とは「脳」「脊髄」のことです。

身体を動かす時には、
脳からの指令が脊髄を経由し、対象部位に伝わることで遂行できます。

そこで脳の機能が正常に機能していないとどうでしょう?
自分の思った動きは出来ませんよね?

例えば、
人には利き手があるため、片側の腕を偏って使う傾向があります。

ざっくりお話すると、
右手を使うときは左脳、左手を使うときは右脳が使われます。

つまり右利きの人は左脳を活発的に使いますが、右脳は左脳ほどは使わないことになります。

この左右非対称性が時に身体のエラーを生むことがあります。

そういった状態から逃れるために、
身体を動かし、脳を刺激してあげましょう!!

機能的動作・呼吸・感覚システム

2階は機能的動作・呼吸・感覚システムです。

機能的動作

機能的動作とは、
「柔軟性+安定性+テクニック」の総称です。

簡単に言うと、
柔軟に動かせるし固定も出来る、さらに動かし方が優れていることです。

ここには結構、課題を感じている方も多いですよね?

呼吸

次に呼吸です。

たかが呼吸、されど呼吸です。

1日に約2万回行われます。

呼吸が正常に行われないと、
背骨や肋骨、コアの低下を生むなど身体の中枢部へ様々な影響を及ぼします。

また、自律神経系とのつながりも深いため、力が上手く抜けないなど
動作自体に悪影響を及ぼすことも出てきます。

生きる上で必須な呼吸を整えることで、
日常生活自体がトレーニングになることもあるかもしれません。

感覚システム

感覚は、
「触覚・嗅覚・味覚・視覚・聴覚」の五感で認知されていますね。

どの感覚も重要かと思いますが、
ここでは、「視覚」「触覚」「前庭感覚」「固有受容感覚」のお話をします。

視覚

視覚はスポーツでかなり使われますね!

「目でボールを追う」「ボールを見て打つ」など
視覚の機能は必須です。

では、あなたの目はしっかり機能していますか?

見えにくい部分は無いでしょうか?
またはそれを認識できていますか?

ここを追及することで、
「このコースが苦手」「こっちの打球を取るのが苦手」
などの弱点の正体が見えるかもしれません。

触覚

触覚は「表在感覚」とも表現され、
主に皮膚を通じて感じることが出来ます。

例えば、座っている時に姿勢が崩れるあなた。

座面にあたるお尻の硬い骨を感じて見てください。

その上に頭を置くイメージで座ります。

姿勢が少し修正されませんか?

このように自分もトレーニング中に感じてもらう部位を指示することがあります。

トレーニング原則の、「意識性の原則」とも通ずる部分はあるかもしれませんが、
トレーニングの効果を上げるために必要になることがあります。

前庭感覚

五感に出てこないので「なんだ?」
思う方もいるかもしれません。

前庭感覚とは、
簡単に表現すると「平衡感覚」のことです。

耳の奥にある耳石や三半規管が、
頭の傾きを感知してバランスをコントロールします。

例えば、
片脚で立つ動作などでバランスが崩れるとパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。

野球のワインドアップなどが代表的ですね。

筋力の影響よりも前庭感覚の影響でバランスを崩しているケースも良くあるので、
重要な感覚になってきます。

固有受容感覚

固有受容感覚は「深部感覚」とも呼ばれています。

筋肉の伸び縮みや、関節の動き、身体がどこにあるのか?を認識したりします。

脚を出したり、腕を伸ばしたりなど、
自分の動きを常に目で見て確認していると動作は成立しません。

自分の内観を高めるトレーニングは、
自分自身かなりやりますし、選手からの反響も高いのでお勧めです。

3階 各体力要素

ここにきてようやく各体力要素です。

筋力や瞬発力、持久力などがここにあたります。

個人で出来るとことはここが中心かなと思います。

筋トレの是非は議論になっていますが、
技術を伸ばすためには必要かなと個人的には思います。

しかし、なぜそこを鍛えるの?目的は?
と深く考える必要があります。

ウェイトトレーニングが技術を伸ばす目的から、
重量を求めるトレーニングに変わると良くないかなと思います。

重量を求めるのも、筋量を増やしたいとかなら全然OKだと思いますが。
それだと栄養も大事だよねと感じます。

4階 技術

なんといっても選手はここを伸ばしたいですよね!

技術を伸ばしのは絶対大事。

ここはチームや個人で練習です。

自分は指導者の意見を尊重し、投げ方や打ち方は一切強要しません。

ただ、技術を習得するフィジカル面や神経・感覚機能を伸ばし、
指導者が指導しやすくする手助けをします。

ここのお話も、近いうちにしようかなと思います。

1st Triggerが行う範囲

上記でも述べましたが、
自分の施設では技術指導はしません。

なので、コーチや監督達とトラブルになることは無いと思います。笑

僕はあくまで、
パフォーマンスピラミッドの1階・2階・3階を専門的知識を持って伸ばします。

トレーニング前後の比較も動画で出来るので、
投げ方など動作の指導をしなくても
自然に動くだけで動きが勝手に変わるイメージです。

グラウンドで出来ない技術を伸ばすための土台づくりをしませんか?

誰でも大歓迎ですので、お待ちしております。

 

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